魔王と魔法使いと失われた記憶
1- 20
664: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/10(木) 23:16:41.58 ID:6QjOvduJO


別荘が消えた瞬間、さすがの俺も崩れ落ちそうになった。……最悪だ。


プルミエールは責められない。彼女は、もともと戦闘慣れしていない。そういう奴でもない。
本当なら、のんびりとオルランドゥ魔術学院で魔法研究に生涯を捧げるはずの女だ。心根も真っ当な、こういう修羅場にいてはいけない類いの人物だ。

それに、何よりアヴァロンは強大に過ぎる。こうなる前に、俺がエストラーダを討たねばならなかった。
「音速剣(ソニックブレード)」や「閃(フラッシュ)」の発動を躊躇していなければ……こうはならなかったはずだ。
ただ、もし発動していたら、プルミエールたちは無事では済まなかったかもしれない。どちらが正しかったのか、俺には分からない。


一つ言えることは……絶体絶命ということだ。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
761Res/689.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice