魔王と魔法使いと失われた記憶
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622: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/04(金) 21:58:49.52 ID:bvl3ZNmeO
「ああっっ!!!」

私は思わず叫んだ。そうだ、シェイド君はもともと偽猫(デミキャット)だった。それがアリス教授によって亜人の姿になれるようになったんだった。とすれば……

「鍵はアリス教授が握っているわけ?」

「そうなるな。まあ、それも全部アヴァロンたちを何とかした上でのことだが」

エリックが立ち上がり、うーんと伸びをした。

「2人には、このことを話すの?」

「いや、全部終わってからだ。第一今日はもう遅い。……やはり、残って良かった」

「え?」

「お前のおかげだ。俺だけじゃ、こんな考えにはたどり着けなかったからな。……見張り、よろしく頼む」

エリックは微笑むと、ポンと私の肩を叩いて家の方に消えていった。

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そして……夜が明けた。長い1日が、始まろうとしていた。





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