魔王と魔法使いと失われた記憶
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352: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/10/06(火) 21:07:20.86 ID:ZGv8N3vbO
「お疲れですか」

「やむを得ん。そろそろ家督をユリアンに譲りたいものだが」

「あのお方にはまだ荷が重いかと」

「……それもそうか」

私は苦笑した。そう、荷が重い。このような秘密は、息子に引き継がせるものではない。断じて。

私は立ち上がった。

「行かれますか」

「ああ、民の声を聞くのが、王の仕事だ」


「変わりませんね、貴方は……アルベルト陛下」


「陛下はよせ、所詮婿養子だ。クリス、デイヴィッドへの指示は任せる」

「御意」


そう言うと、翼人……宰相、クリス・トンプソンは深く頭を下げた。




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