309: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/24(木) 21:36:09.15 ID:HSZ2OTe3O
「……誰か来る」
「何っ!!?追手か」
「いや、それにしては人数が少ない。3人、それも……」
「一般人にかなり近いマナですねぇ」
エリザベートは怪訝そうに窓の外を見る。どういうことだ?
「一応、応対は俺がする。異変があったら出て構わん」
「……分かった」
ジャックが車椅子で玄関へと向かう。一般人が、たった3人?
「誰だろう?」
「見当も付かないね。ここは隣とは相当離れてる。理由もなしに来るとこじゃない」
窓をそっと見る。玄関に来た男たちは……
「あっ」
プルミエールが声をあげる。俺もすぐに気付いた。
3人のうちの1人に見覚えがあった。モリブスに来て、ミリア・マルチネスの死の状況を見た時に対応した、あの若い男だ。
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