304: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/09/24(木) 21:28:06.97 ID:HSZ2OTe3O
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「ぴゃあ!!!」という声が外から聞こえた。さしものエリザベートも、全く予想だにしてなかったようだ。
小娘はというと、プルプル手を震わせている。信じられない、とでも言いたげな表情だ。
「教授……一体どういうことなの??」
「ジャック、ひょっとして初めから」
煙草を加えながら、ジャックがニヤリと笑う。
「その通り。あいつに情報は流してたのは俺だ。プルミエールが狙われるであろうことも、お前が彼女を『浚いに』来るであろうこともあいつは分かっていた。
黙っていて悪かったが、あいつもお前らの支援者だったってわけだ。勿論、俺がプルミエールの『追憶』を知っていたのもアリス経由だ」
「どういう経緯だ?そもそも、お前とこのアリスって女はどういう関係だ」
「元嫁だ」
「……はぁ??」
「ええっっ!!?」
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