13:名無しNIPPER[saga]
2020/08/02(日) 22:06:53.03 ID:HnCLjJSc0
◇ ◇ ◆
「あの、アーニャさん」
「シト?」
梅雨明けとなった七月八日は、
待ち切れなかった夏本番がさっそく走り回ったかのように、
朝から蒸し暑い一日になりそうな気配を漂わせています。
二時間目の後の休み時間、山崎さんは一世一代の勇気を振り絞ってアーニャに話し掛けました。
今までアーニャから話し掛ける事はあっても、
山崎さんから話し掛けられる事はほとんど無かったので、
それだけで嬉しくなったアーニャは、にこにこと山崎さんに微笑みかけます。
山崎さんがリボンタイをぎゅっと握りました。
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