千早「私が歌う理由」
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21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:31:41.51 ID:nI3QwB+a0
誰か見てくれないかなあ・・・

納得のいく最後にするのに、結構ない頭を絞って考えたんだけど・・・


22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:32:52.22 ID:nI3QwB+a0
一人、部屋でうずくまっていると、水道の蛇口から漏れる水滴の音だけが聞こえてくる。

歌が歌えなくなってからは、ずっとこうしている。


以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:34:09.21 ID:nI3QwB+a0
春香「どうしたらいいんだろう」

そう言って手元のお絵かき帳に視線を落とし、はあ、とため息をつく。

これは千早ちゃんの弟さんのもので、事務所の前で千早ちゃんの母親から渡されたものだ。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:35:16.97 ID:nI3QwB+a0
私には、どうして千早ちゃんが弟のために歌を歌い続けようと思ったのかは分からない。

でも、千早ちゃんがそんな責任感で押しつぶされて、歌えなくなることなんて優くんだって望んでないはずだ。

優くんは、多分千早ちゃんの歌だけじゃなく、歌を歌って笑顔になってる千早ちゃんのことが好きだったんだと思うから。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:37:49.18 ID:nI3QwB+a0
『歌が大好きで、歌ってると笑顔になっちゃう。そんなお姉ちゃんが大好きだったんじゃないかな』


春香からの手紙を読んで、あの子の残したお絵かき帳に目をやった。

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:38:52.28 ID:nI3QwB+a0
春香「千早ちゃん、来てくれたんだね。」

千早「優の絵と、みんなの作ってくれた歌を見てたら、また、もう一度歌いたいと思ったの。」

あの頃みたいに、もう一度だけ。
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:40:15.41 ID:nI3QwB+a0
声の出ない私の代わりに、みんなが歌ってくれている。

皆が、また私が歌えるように応援してくれていた。


以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:41:44.68 ID:nI3QwB+a0
P「インタビューお疲れ様。これで、また仕事が入ってくるはずだ。

 吉澤さんには感謝しないとな。」

千早「ありがとうございます。」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:42:59.05 ID:nI3QwB+a0
優のお墓の前で手を合わせる。

あの子がいなくなって、私はつらい現実から逃げるように歌や音楽にのめり込んでいった。

そして、自分は毎日喧嘩してばかりの両親とは違う、と自分を正当化するために『優のために歌わなくてはいけない』と思い込んでたんだ。
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:44:57.27 ID:nI3QwB+a0
終わりです!

アニメの展開を文章に起こすの無理そうだったので、アニマス履修済み前提みたいな感じになってしまったけど

この間一挙放送あったしいいよね。
以下略 AAS



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