中野渡頭取が異世界に転生して2年で皇帝になるようです
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1: ◆vpczxvWPaU[sage]
2020/07/31(金) 03:15:36.26 ID:eItywkl10
中野渡「・・・どこだ? ここは」

 気がつくと中野渡は森の出口で起き上がっていた。
 ついさっきまで東京中央銀行の取締役会で議論を交わしていたと思ったが。
 ふと見上げると見たことのない鳥が飛んでいる。

中野渡「あの鳥は東京には、いや世界で確認されたことのない種ですね。ふむ、どうやらここは異世界か」

 あたりを見回すと右手の遠くに街があるのが見える、高い城壁に囲まれていることから、
 それなりに産業が発展しており、また外部から敵を守る必要のある戦時を想定している、もしかするとすでに戦争中かもしれない。
 
中野渡「とりあえずあの街で現状を把握するとしましょうか。どんな世界でも客のためにベストを尽くす。
     それがまだ見ぬ客であれ顧客第一。それが私のモットーですからね」

 中野渡は立ち上がるとスーツについた草を軽く払い右手に見える街の城壁をにらみつけた。



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2: ◆vpczxvWPaU[sage]
2020/07/31(金) 03:16:55.25 ID:eItywkl10
街の外では行商人や農民が城壁の入り口へと殺到していた。
城門の衛兵と激しく口論しているものもいる。
中野渡がその口論に聞き耳を立てているとそばの農民がしゃべりかけてきた。

農民A「おめさなんだその格好は? へんてこな格好してるだなー。どっかの貴族様け? それにしちゃお供もつけてねぇしそりゃねぇか」
以下略 AAS



3: ◆vpczxvWPaU[sage]
2020/07/31(金) 03:17:51.85 ID:eItywkl10
農民A「な、なんじゃこりゃ? 一体どうなっとるんじゃ?」
中野渡「なぁに、たいしたことではありません。あなたの正体を、伝えるべき人物に伝えたまでです」
農民A「は? 説明になっとらんぞ」
中野渡「あなたの手、クワを長年握ってきて岩のようなコブができている。並大抵の根の入れ方ではそうはならない実にいい手だ。
     そして同時に右手にはペンダコもある。騎士や衛兵にもできないようなペンダコがなぜ農民であるあなたにできているのか。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2020/12/12(土) 22:37:13.42 ID:CC31QhSR0
てs


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