62:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:52:55.17 ID:34E8RAEK0
「ただいまー」
アタシが大声を出して加奈子の疑惑を否定しようと瞬間..兄貴が家に帰ってきた
63:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:53:27.79 ID:34E8RAEK0
アタシの脳内で京介にBL小説を突き付けている構図が思い浮かぶ..
「ねえ、アンタって..ゲイなの?男の人が好きなの?」
64:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:54:23.54 ID:34E8RAEK0
「ねえ、桐乃..大丈夫?顔色悪いよ?」
あやせがアタシを気遣って声を掛けてくれた..
「だ、大丈夫..とにかく今は様子を見たいから...問い詰めるのは後にしよう..そ、それより部屋の中を元に戻して!!兄貴に気付かれたらまずい!!」
65:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:54:50.55 ID:34E8RAEK0
ちょっと..下で兄貴の足止めしてくるから、今のうちに部屋片づけといて..アタシたちが兄貴の部屋を物色したってことは絶対内緒だからね!」
「わーたよ!早く行ってこい!」
「わたしたちが片づけておくから桐乃は早くお兄さんの所へ..わたしと加奈子は部屋の片付けが終わったら桐乃の部屋にいるからそこで合流しよう」
66:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:55:19.39 ID:34E8RAEK0
ーーーーーー
ーーーーーー
「おい..ほんとに俺んちに来るのか?」
67:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:55:46.02 ID:34E8RAEK0
「まぁ...別にわざわざ予習しなくても..瀬菜のシナリオは他の部員にボロクソに叩かれると思うぜ?なぜならウチの部の連中はホモに生理的嫌悪感があるんだからな」
「わかってないわね先輩..私はヤラレタことは100倍にして返さないと気が済まないの...あの女の心を完膚なきまでに叩きつぶすために、的確な呪いの言葉を考えておく必要があるのよ」
「ようはあらかじめ、作品の粗を探しておいてより辛辣な悪口を考える時間が欲しいってことね..イイ性格してるぜ...」
68:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:56:21.54 ID:34E8RAEK0
黒猫の奴..わかっているのか?瀬菜が書いた今回のシナリオは主に俺が男連中に犯される話だ..
すなわち..俺は自分の部屋で、俺がホモられる作品を女の子に読まれるということになる...なにこれ?なんで俺こんな辱めを受けないといけないんだ..?前世でなにか悪いことしたのかな?
などと前世の悪行を考えていると、俺たちは自宅へとたどり着いた..
69:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:56:50.01 ID:34E8RAEK0
「なにをしているの?早く入りましょう」
「お..おう..」
70:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:57:19.86 ID:34E8RAEK0
「あれ?靴がずいぶん多いな..桐乃はもう帰っているみたいだな..おーい桐乃ー帰ってるのかー?誰か来てるのー?」
大声で桐乃を呼ぶと上の階からドタドタという慌ただしい足音が階段を下りてきた
「なに〜?今友達呼んでるんだからそんな大声出さないで...て..なんで黒いのも一緒にいるわけ?今日は約束してないでしょ?」
71:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:57:47.40 ID:34E8RAEK0
「フフ..別に今日はアナタに会いに来たわけじゃないのよ..?さ、行きましょう先輩...私たちの愛の巣へ..」
黒猫は俺と腕を組むと挑発的にそう言い放った
72:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:58:17.00 ID:34E8RAEK0
「とにかく..学校の友達部屋に呼んでいるから..アンタたちは外で遊んでよ!」
「今日は先輩と大切な用があるの..先輩の部屋じゃないとできないことよ..別にやましいことじゃないからすぐに終わるわ..」
部屋じゃないとできない..やましいこと..という単語を聞いて恥ずかしくなった俺はほんのりと頬を赤らめる
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