36:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:38:43.63 ID:34E8RAEK0
「兄貴の部屋でこのノートを見つけたのが昨日なの!!慌てていたからこのノートを持ったまま兄貴の部屋を出ちゃったの!!」
「この話はたぶん兄貴が書いたもので...私は兄貴がゲイなんじゃないかってずっと悩んでいたの!!」
「怪しーなー..自分がそういうのを好きなのを兄貴のせいにしているようにしか聞こえねえよ」
「うう...」
加奈子はジト目で私を覗き込み尋問の言葉を投げかける
アタシは加奈子に対して言葉を返すことができずに、制服の裾をギュッと握りしめていた
「待って..桐乃はウソをつくような人じゃないのは加奈子も知っているでしょ?わたしは桐乃の言い分を信じるよ」
「あ..あやせー」
よかった...あやせは信じてくれるんだ...兄貴でBL小説を書いていた変態なんて、あやせにまで誤解されたら私もう学校に来れなくなるとこだったよ..
腐女子疑惑をうまく晴らすことができずにいたアタシは、あやせのその言葉に心の底からホッとするのを感じた
166Res/122.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20