佐々木「今度、洗いっこしようか?」キョン「は?」
↓ 1- 覧 板 20
9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 21:08:57.17 ID:I1wck53cO
「さあ、どうする佐々木?」
「ふん。どうするも何も、キミに協力するつもりがないのなら、洗いっこはなしだよ」
「そんなっ!?」
なんて諦めの早い奴なんだ。もっと粘れよ。
「おや? どうしたんだい、キョン。そんな、まるでこの世の終わりみたいな顔をしてさ」
「くっ……魔女め」
「最高の褒め言葉だね」
あれほど取り乱していた佐々木がいつもの冷静さを取り戻して、逆襲してきた。
いきなり劣勢に立たされた俺はここまでの話の流れ全てが佐々木のシナリオ通りであったような感覚に陥り、その狡猾さから魔女という表現を用いて反撃するもまるで効かずに、魔女は魔性の笑みを浮かべながらくつくつと上機嫌に喉の奥を鳴らすだけだった。
このままでは負ける。危機感が募り、焦る。
何か手はないか。逆転の手立て。勝利の道。
起死回生の一手を模索して、そして閃いた。
「わかった。水着を着用してやる」
「キョンにしては物分かりが良いね」
「背に腹は変えられないからな。ただし、黙ってお前の言いなりになるつもりはない」
「ほほう? では、どうすると?」
「シャンプーの最中に水着を脱ぎ捨てる」
「はあっ!?」
我ながら常軌を逸した発言だが、勝機あり。
14Res/14.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20