マリー「ここではあなたの学校より、人生がもうちょっと複雑なの」
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31: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2020/07/19(日) 00:31:37.83 ID:qvgkaMw90
 ――・・・

押田「お時間を取らせてしまい申し訳ございません」

マリー「折り入って話とは何かしら?」ケーキ モグモグ

押田「・・・あの外部の野蛮人の・・・安藤くんのことです」

マリー「・・・」モフモフ

押田「マリー様・・・十分承知でしょうがあんな奴を側に置くのは危険です。礼儀を知らない言動の数々・・・恥をかくのはマリー様なのですよ」

マリー「つづけて」ングング

押田「奴に悪影響を受け始めている内部生もいます。なぜあの様な輩を重宝されるのですか」

マリー「・・・」コウチャ スス・・・

押田「我々とは住む世界が違いすぎる・・・奴の頭の中は我々と根本的に違うのですよ」

マリー「そこがいいのよ」カチャ・・・

押田「!?・・・」


マリー「押田、組織というのはみんながみんなイエスマンじゃダメなのよ」

 マリー「組織の長には、道を誤った時『間違えている』と言える人間が側に居るべきなの」

 マリー「あなた達は忠実な騎士だけど、私が間違えても誰も『間違っている』とは言わないでしょう?」

押田「そ、そんなことは・・・」

マリー「私だっていつでも真っ直ぐ歩けるとは限らないもの。気づいたら湖にドボンかもしれないわ」

押田「・・・」

マリー「組織には違うものの見方が出来る人間が必要なの。わかるわね?」

押田「・・・マリー様がそうまでおっしゃるなら・・・」

マリー「んっ、わかればよろしいっ。さ、紅茶が覚めないうちにケーキもいただきましょ♪」


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