綾波レイ「碇司令。ふーふー、しますか?」碇ゲンドウ「ああ、頼む」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/17(金) 01:03:24.87 ID:K9DhxrLpO
ずふっ!

「ああっ!?」

砕かれたATフィールド。
めり込むアスカの指先。
固く閉ざされたシンジの心の扉が開く。

ぶりゅっ!

「フハッ!」

排泄音と共に響く愉悦。
それは他ならぬ綾波レイのものだった。

「強奪成功……後味はサイアクね」

討ち取った張本人たるアスカは、指先に伝わる湿り気の不快さに顔を顰めた。

「漏らしなさい、シンジくん!」
「ミサト!?」

シンジの後押ししたのは鉄仮面を脱ぎ捨てて保護者の姿を晒したミサトであり、リツコの静止を振り切って叫ぶ。

「誰かのためじゃない! あなた自身の願いのためにっ!!」
「ああ、あああ、ああああああッ!!!!」

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!

ミサトの激励と、シンジの慟哭。
思わず耳を塞ぎたくなる排泄音。
そして綾波レイの高らかな哄笑。

まさにこの世の終わりのような光景を目の当たりにして、リツコが呟く。

「この世の理を超えた新たな生命の誕生ね」

シンジの尻から翼が伸びて、羽ばたく。

「翼を……15年前と同じ」

父の形見のペンダントを握り締めて、ミサトはかつて目撃したセカンド・インパクトを思い返して、舞台は暗転する。


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