綾波レイ「碇司令。ふーふー、しますか?」碇ゲンドウ「ああ、頼む」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/17(金) 00:31:45.01 ID:K9DhxrLpO
「ユイは特別料理が得意なわけではなかったが、私は彼女の料理を残したことはない」

碇ユイとはゲンドウの亡き妻で、シンジの母親である。
科学者であったユイはEVA初号機の起動試験の事故によって、帰らぬ人となった。

ゲンドウは綾波レイの普通に美味しい味噌汁とユイの手料理を重ねて感極まったのだ。

「どこか物足りないユイの料理はしかし、決して不味くはなく、この先ずっと作って欲しいと思わせる味だった」
「綾波の味噌汁みたいに?」
「ああ。よく似ている」

そう言われると、息子のシンジとしてもこの味噌汁を遠い昔に飲んだことがあるような、そんな懐かしさを覚えた。

なにぶん、母親が他界したのはシンジがまだ幼い頃だったので定かではないが、記憶でなく舌がこの味を、そして嗅覚が匂いを覚えている。

匂い。母さんの匂い。綾波の匂い。


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