二宮飛鳥「異能バトル」
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89: ◆a4r7B45BeM
2020/07/20(月) 12:41:52.52 ID:hTTQU4afO

飛鳥「とりあえずここでいいか…」

ありす「角を1つ曲がっただけですよ?」

飛鳥「すぐに逃げられる地形だ。カメラで様子を見ながら隙をついていこう」

ありす「わ、分かりました」

飛鳥「ラジオをさっきボクらのいたあたりに…」カチャカチャ


ラジオ『まゆッ!こっちだ!すぐそこの角に隠れてるぞッ!』


飛鳥「既に位置がバレてるのか…!?」

ありす「しかもまゆさんの名前を呼んだってことは…」

飛鳥「まゆさんもいるってことか…!」


ラジオ『もが!もががが!……ぷはっ…!何するんだッ!』

ラジオ『いちいち紙に書くなんて面倒だぞッ!喋った方が絶対早いし!《∀NSER》で位置も分かるんだからもが!もががが!』

ラジオ『しーっ!しーーっ!!』


飛鳥「…! ありす、移動するぞ!」

ありす「え?あ、はい!」


ラジオ『あ、動いた!2人が逃げてくぞッ!』


ありす「私達が動いたこともバレてます!なんで!?」

飛鳥「分からない!そういうスキルなんだろう!ありす!地図を!」

ありす「は、はい!」

飛鳥(位置を常に知られているこの状況。圧倒的に不利だ…しかもまゆさんは筆談をしている……さっきラジオで何も聞けなかったのは周りに人がいないんじゃなく、喋ってなかっただけなのか…!)

ありす「飛鳥さん!地図です!」

飛鳥「ありがとう」

飛鳥(狭い道。しかも相当入り組んでるな……どこかで道幅が広くなることもなさそうだ…)

飛鳥「……どうする…?どうしたら……」

ありす「飛鳥さん…」

飛鳥(状況を整理しろ…ボクらは情報戦で勝たないとまず勝ち目はない……《楽園-エデン-の入り口》はもう使えない…)

飛鳥「ありす!あの水を操るのはあと何回使える?」

ありす「3回です。でもあの量の水は出せませんよ」

飛鳥「あぁ、分かった。いざとなったらありすの水とボクの電撃でなんとかしよう。回数に限りがあるから、できれば温存しておきたいが……」

ありす「……あの、飛鳥さん」

飛鳥「…? なんだい?」

ありす「…1つ作戦を思いつきました」




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