花丸「私の天使」
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42:名無しNIPPER[saga]
2020/07/12(日) 21:38:05.50 ID:qe4+sBJv0

朝の陽射しは僅かな木漏れ日となって、ヨハネを照らす。

昨日ほど寝付けない夜は初めてだった。

今日だけは頭の上で揺れるシロツメクサの冠が私に近づいてくるのを見たくない。

花丸にどんな顔をして、何を話しかければいいのかわからなくなりそうで。

昨日のマリーの言葉は、絶えずヨハネの頭の中で幾度となく反芻を繰り返す。

(マリーだって誰かから聞いただけだ。確証もない。)

必死に自分に言い聞かせる。

それに、私は生き物の生命力を手に取るように視ることができる。

花丸は毎日元気そのものじゃない。

絶対に大丈夫。

そう思わずにはいられなかった。



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