貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
765: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/06/17(木) 00:06:47.68 ID:BilfRiJR0



 それから訓練場所に戻って、私は言ったとおり何もせず二人の様子を眺めてた。

 教会と違ってひとつ難点なのは、ここが野外だってことか。雨風を凌ぐには良い条件じゃない。


 二人はまた前みたいに模擬戦をやっていた。


なぎさ「さてっ、ぜひとも破って近づいてみてくださいなのですよ! なぎさはここからでも捕まえられるのです!」


 大量のシャボンに阻まれると近づくのも難しい。

 ああ見えて結構器用なコントロールまでやってたらしいから、油断してると誘導されてとっ捕まりかねない。攻撃範囲の広さは大きいメリットだ。


 私なら力任せに破って突き進めるけどマミには難しいだろう。そもそも見てた限りじゃ……あいつのリボンは狙いが読みやすすぎる。

 ――そろそろまた負けるかと思っていた矢先に魔力の小爆発が起きて、シャボンの群れが一気に弾けていった。


なぎさ「!」

マミ「毎回敵を縛って安全を確保してからじゃ、本当に最後にしか使えない。それに、『最後』になるかもわからないわよね」

マミ「だから、遠くからでも必殺技が使えないか考えてみたの。名前はまだつけてないけど……」


 どうやら、先に魔力を込めたリボンの塊を作っておいてパチンコのように跳ばしたらしい。

 なぎさの態度からして、いつもマミに危険が迫る前になぎさがなんとかしてるんだろう。

 さっきの戦いでマミは何かを考えたらしい。……巣立つことはできなくても、無駄な経験にはならなかったようだ。


マミ「はじめて近づけたわ!」

なぎさ「ありゃ、でも近づけたからって終わりじゃないのですよ? 勝負はこれからです!」


 なぎさはというと、拘束のリボンを寸手で回避。

 そりゃそうだ。私相手に勝っておいて、接近戦に持ち込まれたくらいで負けてもらっちゃ困る。



あすみ(……まあでも、思ったよりは面白い試合が見れたかな)





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice