貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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723: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/05/30(日) 23:18:39.75 ID:J12IF2ye0


なぎさ「………………」


 なぎさがここで何もしなければ、モモは嘘つきって言われ続けるのでしょう。

 もしかしたら神父さんや杏子にも怒られてしまうかもしれません。


なぎさ「…………」


 それに……、

 モモからは『見捨てられた』と思われてしまうでしょう。そう思うといても立ってもいられず――。


 ……ソウルジェムから魔力を練りました。


なぎさ「……これ、明日の分のケーキなのです!」

杏子「な、何もないところから!」

神父「なんと…… 人の力ではないのかもしれないとは薄々思っていたが、君が…… いや、貴女が……」

なぎさ「き、気づいてると思いますが、腐ったりしませんので……受け取ってください」


 メッセージはないけれど、いつもと同じ箱入りのケーキです。


*「う、嘘だろ!? なんかの手品だよな!?」

*「いやいや……信じらんないけど、これ手品とかじゃないって! 神様って本当にいたんだぁ……」

なぎさ「……」

モモ「あ、ありがとうございます! ほら、わかったでしょ!? 嘘つきなんかじゃないんだから!」

*「あ、あの……神様? お、オレらのこと祟ったりしないですよね?」

なぎさ「……きょ、今日のところは許しててあげるのです。ただし、これからモモのことをバカにしたら許しません」


 男の子たちは、ぺこぺこと謝って帰っていきました。


 ……やってしまいました。これでもう、モモ以外からも今までのように接してもらえなくなるかもしれません。

 でも、騙したままじゃ、やっぱりダメだと思うのす。


杏子「モモは知ってたんだな」

モモ「うん。たまたま見ちゃって……」

なぎさ「あの、モモ。また少し話してもよろしいでしょうか……?」

モモ「?」




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