貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/05/30(日) 21:30:57.29 ID:J12IF2ye0
*「ここがアイツの家? こんな町外れのド田舎みたいなとこにホントーに住んでるヤツなんていたんだな!」
*「おい、嘘つきモモ! きてやったぞ! 歓迎しろよ!」
なにやら乱暴な声です。
モモと一緒に表に駆け寄ってみると、モモと同じくらいの年の男の子二人がいました。
モモ「あ、あんたたち…… 何しに来たの!?」
*「お前がクラスの人みんなに『お願いだから来てください〜』って頼んでたから見にきてやったんだよ」
*「てかマジで来たのオレらだけ? オレらってやさしー。みんなモモの家はおかしいから近づいちゃいけませんって言われてるもんな」
モモ「みんな? そんなはずない!」
*「ホントだよ。モモと違って嘘つきじゃないし。モモには言わないだけだよ」
なぎさ「あ、あなたたちはバカにするためにここまできたのですか……?」
ムッとして尋ねます。興味がないなら来なければいいのに。
モモは学校でも広めようとしてたみたいです。モモを馬鹿にした人たちというのはこの二人なのでしょう。
表で騒いでいたのに気づいたのか、神父さんと杏子も出てきました。
神父「何やら声がしたが、お客さんかね……?」
杏子「あんたたちモモのクラスメイト?」
*「あ、嘘つき宗教の神父だ! 逃げろー!」
*「神父さん! 信者を増やすためなら嘘言ってもいいんですか?」
嘘……。さっきも『嘘つき』って言われていました。
もしかして、それなぎさのしたことが関わっているのでしょうか。
神父「嘘……とは何のことかな? 嘘はもちろん良くないよ。娘たちにもそう言って聞かせているが」
*「じゃあこの教会に困ったときに助けてくれる女神様って本当にいんの? 女神様が毎日ケーキくれて、願いを聞いてくれるって!」
神父「ああ、ケーキのことは心当たりがあるが、願いというと……――」
モモ「本当だよ! 今日のモンブラン、私がお願いしたんだもん」
杏子「モモ、それホントに!? 偶然とかじゃなくて?」
モモの言う願いとは、あのリクエストのことだったのです。
なぎさは大した事はできませんし、大したことをした気もありませんでした。でもモモにとっては十分すぎるほどの奇跡で――。
モモ「女神様、お願いします! 嘘つきじゃないって証明してよ!」
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