貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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66: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/08/08(土) 22:07:11.23 ID:ojRJUnT80


貴方「魔法少女の『変身』もそうかな」

まどか「! うん。そうなの。前にも話したよね。わたしは魔法少女になれたことが誇りだって」

貴方「じゃあ――やっぱりそのくらいの時期からなんだ。さっきの話も」

まどか「うん……リボンのこと言ったけど、それが一番大きいよ。もし契約してなかったら、まだわたしは自分に自信が持てないままだったと思う」

貴方「そうか、そんなに……」

まどか「普通の女の子が可愛い衣装に変身してかっこよく戦うのって、小さい頃にも憧れてたの」

まどか「さすがに大きくなったらそんなのもう忘れてたけど、本物の『魔法少女』に出会ったら小さい頃よりももっと強く憧れた」

まどか「そんな憧れの魔法少女になれて、お話の中の魔法少女みたいに普通の女の子のわたしが魔女と戦ってるんだよ!」

まどか「だから、辛いこともあるけど、仲間にも恵まれてるし今はとても幸せ」


 鹿目さんの表情は自信で満ちていた。自信に満ちた、穏やかな笑顔だった。

 ――ああ、そうか。この表情をするようになったのは契約してからなんだ。


 鹿目さんの魔法少女に対しての想いはかなり強そうだった。

 ……同時に、前にも感じた自己評価の低さ、それ自体が自信につながってるんだって気づいて少しだけ脆さを感じた。

 鹿目さんの自信は魔法少女に関することだけで、それ以外はまだ自信を持てないままなんだろうから。


 変身という言葉から連想しただけだったけど、魔法の力を得る契約は良くも悪くも人生や人柄すら変えるほど影響を与えるものなんだろう。

 なら、俺自身はなにか変わっただろうか――?


 考える前に、ふとよさげな雰囲気になってたところに幼い女の子の声に水を差さされて現実に帰るはめになる。


*「あのおねえちゃん魔法少女なのー?へんな話してたー」

*「しっ、聞こえちゃうでしょ!」


貴方「…………」

まどか「――こ、こんなところで堂々とする話じゃなかったよね!」

まどか「じゃあ首輪はこれにしようかな。意見ありがとう」


 自信のある表情から一転、慌てふためいてた。


 ……さっきの会話の流れで、もしかしたらチョーカーとかも似合うかなって想像してみたことは秘密だ。

 鹿目さん、あんまりそういうファッションしなさそうだけど。


 と――、それは置いといて、別の棚を見にいく。




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