貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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605: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/31(水) 20:45:54.68 ID:VcfUkZhS0


なぎさ「……まさかさっそくこういう使い方をすることになるとは思わなかったのです」


 出迎えついでに『よく眠れる』シュークリームを口に押し込んできたらしい。

 一家の主をすやすや寝かせている間に、私がリビングの惨状をあらかた片づけたところだった。


あすみ「まあ、薬も毒も似たようなもんだからねぇ。今回は毒寄りの使い方だけど」

なぎさ「パティシエールのプライドがー」


 それにしても、なぎさもマミもお通夜みたいな顔してるな。

 私からすれば自業自得としか思えないけど。


あすみ「じゃ、ひととおり片づけもも済んだし帰るかな」

マミ「…………」


 なぎさは私の前で空元気出せるだけまだ元気だろうが、あきらかに血の気が失せてるのはマミのほうだった。

 ……さすがになぎさは甘くても『魔法少女』だ。ただの一般人より戦いそのものに慣れてるし、度胸もある。


あすみ「あとなぎさ、こいつのお世話は頼んだから」


 メンタルケアまでしてやる気はないから、ここらでなぎさに丸投げしておくことにした。


マミ「……魔法少女って、あんな人ばかりなの?」

マミ「グリーフシードが欲しいからってあんなふうに殺そうとしてきて……殺しちゃった。しかも、あんなに酷く……」


 マミはまだ心を痛めているようだ。あんな奴の死に。

 私のことも、なんて冷酷な奴だとでも思ってるんだろう。


マミ「こんなのまるで無法地帯よ! こんなことがこれからも起きるの?」

なぎさ「そ、そんなこと……!」

あすみ「無いとはもう言えないよね? 私が見てきた中じゃ一般的な部類だよ」

なぎさ「そ、それじゃ、あすみはあんなことを、何回も……」




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