貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/03/28(日) 21:53:31.04 ID:PDF/oUon0
なぎさ(あれ……?)
口に鎮痛のシュークリームを咥えつつ、針山にされるのは覚悟してたのですが、攻撃が来ませんでした。
見てみれば黄色いリボン? でラッピングされたおねーさん。
マミ「換気扇を回して、開けられるところは開けてみたわ! 二人とも無事!?」
なぎさ「なぎさはなんとか……。解毒もできましたし。それよりあなたがやったのです!? すごいですね!?」
マミ「え、ええ!」
なぎさ「それよりあすみは……――――」
――――――
――――――
『痛み』……それは私が昔怯えていたもの。そして、契約してから感じることのなくなったものだった。
痛くないから、痛みを与えてくる奴らにも恐怖しない。戦いで攻撃を受けようが恐怖しない。
ソウルジェムと身体が離れてるから出来る芸当だとキュゥべえは言ってたが、リクツなんてどうでもいい。
その真実を聞いて絶望する少女もいるらしいが、私は歓喜した。
なぎさ「はいこれ、解毒のシュークリームなのです!」
あすみ「…………っ」
なぎさ「……? 聞いてるのです? もう! こうなのですっ!」
あすみ「むぐっ!? うぐ――……っぶ、あっま……? ……なに、これ」
なぎさ「半分落としてますよ! クリーム吸い出しよりお行儀悪いのですっ!」
なぎさ「無理矢理押し込んだのも悪かったですけど……辛そうだったので。うんんー、もっと食べやすい形にできればよかったかなあ?」
……目の前で起きてることが遠くに見えてた。いつもの感覚が戻ってきて、思考も戻ってきた。
いつのまにかあの女は縛られてて、なぎさとマミも無事だ。
なにこれ。私だけが無様?
痛みを味わったさっきから、来なければよかったと心の中で後悔しはじめてた。その気持ちは怒りへと変わる。
毒の内容は読心でわかってたはずだった。
――――魔法少女の使う魔法なら、痛覚を切り離していても効いてもおかしくはない。
しかし、覚悟していたら私はなぎさのように出来ただろうか?
いや……踏ん張れないのはきっと私だけじゃない。
あすみ「…………」
なぎさ「……ま、まだ痛いですか? 今小さいの作りますからねっ」
あすみ「ああ、うん。受け取っとく」
私にプチシューを渡すと、なぎさはリボンで縛られた女のほうに向き合った。
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