貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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592: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/28(日) 20:57:42.07 ID:PDF/oUon0

 おねーさんの狙いはやはり広範囲。でもなぎさも範囲には自信があります。

 たくさんのシャボンを周囲に浮かせます。小さい分は脆くはありますが、一発を防ぐには十分です。


あすみ「霧も針も地味だけどウザい攻撃ね……性格の悪さが反映されてるに違いないな」

あすみ「毒って知らなかったら負けてたかもね」


 イラついた様子のあすみ。

 あすみの戦い方といえば、破壊力十分の鉄球で必殺を決める派手な攻撃。おねーさんとは正反対なタイプです。

 普段見ていても、小さい攻撃は無視することも少なくありません。避けるということをあまり重要視してないようなのです。

 もちろん毒針は無視するわけにはいかないのですが、これも相性はよくないのかもしれません。……逆に、毒を無視できれば早い?


なぎさ「でももうなぎさにさっきの毒は効きません! それに解毒はなぎさができますから!」

あすみ「あー、それもそうだったわね? こんなチンケな針……毒さえ効かなきゃ攻撃にもならないよ!」

「あっそ……でももう『優しい』のは終わりだよ」


 するとおねーさんは一気に針の量を増やしてきました。

 なぎさのシャボンでもこの量を食らったら耐えられないでしょう。篭もるのは逆効果――今度は何が来るのか、身構えます。

 いえ、何が来たってやることは同じなのです。最大限に避ける。食らったらその効果と反対に打ち消す。


なぎさ「つっ…………!」


 最初に来たのは痛みでした。

 これは――――なんの毒? そもそも毒なんでしょうか? ただ針が刺さった部分がズキズキと痛んで、痛んで――――。


「単純だけど痛みに怯まない生き物なんていない。生きるのに必要な『痛み』も過ぎればショックで死んじゃうのよ」

「これで死ぬなんて不幸ね。これが一番『優しくない』毒。せめて感覚麻痺を解毒しなければよかったね?」


 新たな針が生成されるのが見えます。解毒――いや、まだ踏ん張れます!


なぎさ「……と、りゃあああ――――っ!」


 ええと、たぶん初めてラッパを鈍器として使いました。

 踏み込んだあとは、なぎさの全体重をかけて床に倒します。おかげで新しい針の攻撃はあらぬ方向に外れていくことになりました。


なぎさ「あすみ! トドメを――ッ!」

なぎさ「あすみ…………? ――ふぎゃっ!」

「いつまでも乗っかんな!」


 軽々と跳ね除けられてしまいます。なぎさの全体重は、おねーさんと比べたらかなり軽いのでしょう。

 いくらなんでもこんなに至近距離で針を食らったらまずい。今度こそ解毒を……!




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