貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
571: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/27(土) 21:05:32.75 ID:R/3nOHzG0


あすみ「…………やっぱこういうとこって値段の割に量少ないね。もう食い終わっちゃった」

マミ「食後には紅茶がついてくるみたいよ?」

あすみ「そうなの? じゃあまだ待ってなきゃいけないのー?」


 ……暇になって、携帯を手に取ってみた。

 手持無沙汰に携帯持ってる奴って多いけど、何やってるのかまったくわからない。最近まで携帯を持ったこともなかった。


 マミには女の子が持ちそうな携帯じゃないと言われたが、そりゃそうだ。

 今持ってるのは前にいた家から取ってきただけだから。いつまで使えるかもわかったものじゃない。


あすみ(もう何か月も経つしそろそろ潮時かもな。そしたら……どうしようか?)

あすみ(なければないでも困んないか。元々大して使う予定もなかったけど、思ったよりは使ったな)


 元はアイツがいなくなったことを怪しまれないためにとチェックしてたはずだった。

 でも今では元から入ってたデータは全部消した。メールのやりとりを見返せば、なぎさとのやりとりばっかり。

 今日の放課後。それ以降のメッセージはない。……一通り見返して、一言だけなぎさに送ってみた。


 『今どこ』


 最後になるかもしれないメッセージ。もう死んでたって何もおかしくないんだから。


あすみ「……ね、暇だからなんか面白いこと言ってよ」

マミ「その無茶ぶりは無理があるわよ……? せっかくだから魔法少女のことについて聞かせてもらえたら」

あすみ「えー、私に話振るの?」

あすみ「魔法少女のことって言われてもなー。この後はなぎさに丸投げするつもりだったし……」


 ……あれ。でもなぎさが死んだらこいつのことはどうする?

 そう思ったところで、さっそく、予想を反してお早いお返事が来たことに気づく。

 いつもとちょっと違う、無愛想な一言で。


あすみ「……はあ?」

マミ「ど、どうしたの? さっきより輪をかけて不機嫌そうな顔をして」

あすみ「そりゃ不機嫌にもなるっての! こんなの予想の斜め上! あいつはどこまで……!」

あすみ「紅茶嫌いだったの思い出したわ。もう出る」



 ――――返ってきたメールには、『なぎさのいえ、おねーさんと一緒』とだけ書かれていた。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice