貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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570: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/27(土) 20:16:57.14 ID:R/3nOHzG0
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マミ「……お口に合わないかしら?」

あすみ「別に。オシャレそーな店らしくなんかオシャレな味してるよ」

マミ「褒めてるのかしら……?」


 こんな微妙な時間じゃファミレスでもランチはやってないだろう。

 安いバーガーでいいと言ったのだが、育ち盛りの子がそんなんじゃダメだとマミが一蹴。

 マミに連れられて入ったのは、今まで縁のなかったようなカフェだった。……まあ、奢りだからいいんけど。


マミ「ねえ、心が読めるってことは本当にあの人は悪い人なんでしょう?」

あすみ「……」

マミ「このままじゃきっと、あの子危ないわよ」

あすみ「私が何言っても聞かないんだし、しょうがないじゃん。忠告はしたんだから私にしては優しいほうだよ」

あすみ「……なぎさに読心のこと言ってなかった以上証拠を提示することもできなかった」

あすみ「そうなりゃ後は考え方と経験の違いってやつじゃん? 私も誰に何言われようが今の考え方を変えるつもりないしね」

マミ「じゃあ、なんで私にだけ話したの」

あすみ「気まぐれ。かもね」


 迂闊だとは思ってた。

 話しすぎるのも、話さないで不利になるのも……だ。後者のことについてはさっきまで考えもしなかったけど。


マミ「……やっぱり気になってるんじゃない? だって、さっきからすごく不機嫌そうな顔してるわ」

あすみ「元からこういう顔だ」


 他人なんか助けようとしたから食われる。この世界で当たり前のことが当たり前に起きてるだけだ。

 ちょっと前に世話してやったからって、一生世話なんてしきれない。




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