貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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438: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/07(日) 22:11:42.13 ID:GsSMg3i50


ほむら「『ソレ』は私と貴方のための世界」

ほむら「ワルプルギスの夜なんて無縁で、ソウルジェムはただの魔力の源。季節が流れ、年を越し、進級する――そんな平和な世界」

ほむら「ついでにみんな仲良く――――というのは、今回は『私』のせいで壊れてしまってたけれど」

貴方「……なんで俺のため?」

ほむら「決まってるじゃない。貴方がこのゲームの主人公だからよ」


 ゲーム……そういえばさっきも言っていた。

 何がゲーム? 特別なことをしてた覚えはなかった。


ほむら「私はまどかを救うために契約した。でも何回過去に戻っても救えなかった。最初は他のみんなも救いたかったけど、諦めた」

ほむら「真実を知っては絶望する。ワルプルギスの夜には勝てない。まどかは繰り返すたびに素質を増して、契約して……魔女になる」

ほむら「これが本当の私の『経験』。まどか以外に自分にすら興味を持つこともできない、こんな性格にもなるわよね」

貴方「…………」

ほむら「……いえ、そこからまたさらに変わってしまったわね」

ほむら「貴方のいる世界は、本来の世界から邪魔な『絶望』だけを取り除いて再現させた世界。いわば魔法で作られたシミュレーションのようなものよ」

ほむら「前提設定が違っても、目標は同じ。みんなと向き合って、各自の抱える問題が解決できれば攻略完了……つまりゲームクリア」


ほむら「さやかには正義の魔法少女としての在り方の自信と、失恋を乗り越える力を与えた」

ほむら「マミには孤独と奥底に抱える戦いへの恐怖の克服を」

ほむら「まどかには自分への自信を与え、自己犠牲が最善とは限らないことを教えた」

ほむら「杏子には未来への希望を与えた」


 ……暁美さんはみんなの名前を挙げたが、自分の名は口にしなかった。



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