貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/02/28(日) 21:31:04.88 ID:3DbugbAB0
暁美さんはまず、俺が昨日聞いた記憶喪失のことと、記憶を取り戻した経緯を話した。
そして、話は暁美さんの過去のことに入る。
ほむら「小さい頃から身体が弱くて、入院生活ばかりだった私にはなかなか友達ができませんでした」
ほむら「でも魔女に襲われた時、鹿目さんと巴さんに助けてもらって……そこから鹿目さんとも仲良くなれたんです」
ほむら「鹿目さんは、私にとってはじめてできた友達だった。だから大切だった。……今度は自分が助けたいと思った」
まどか「え、えっと……?」
さやか「なんでまどかが知らないのよ!」
話の途中で割り込まれると、暁美さんは一瞬口ごもり、そして片手で眼鏡を取った。
ほむら「い、いいから話を聞きなさい!」
貴方「ま、まあまあ。先を聞こう」
オドオドから一変した強気な一喝はなかなかに効いたようだ。……まあ、眼鏡取っただけなんだけど。
そして、さっきの豹変など何もなかったかのように続けた。
ほむら「……二人はその後、大きな魔女と戦ったせいで死んでしまった。それをなかったことにするためにキュゥべえと契約して過去に戻ったんです」
杏子「なるほどねえ、だからキュゥべえも契約した覚えがないと……。肝心のキュゥべえは寝てるけどな。おーい、話聞いてた?」
QB「きゅ…………?」
マミ「いつからこんな寝坊助さんになってしまったのかしら。うちにもほとんど顔を見せなくなったし……」
さやか「まあでも、ちゃんとキュゥべえと契約して魔法少女になったっていうのね」
マミ「それで、大きな魔女っていうのはどんなものなの? 私と鹿目さんでやられるくらいだし、対策が必要になるかもしれないわよ」
ほむら「たしか、ワルプルギスの夜――って聞いたような」
杏子「来んのかよ! いつ?」
ほむら「で、でもそれってずっと前のはずなので……多分もう大丈夫なんだと思います」
マミ「時間を戻ったらワルプルギスの夜がくることもなかったことになったのかしら?」
ほむら「多分……」
杏子「そりゃよかった。最悪死ぬかもしれない相手とやりあいたくなんてないよ。まあ、その時と違ってこんだけの人数がいれば勝てそうだけど」
話に出てこなかった人がいたのは気になったが、その過去自体がずっと前の話のようだ。
すでに過ぎ去った危機と考えてもいいんだろうか。
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