貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
415: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/02/28(日) 20:22:18.85 ID:3DbugbAB0


 ――――それから、暁美さんとちゃんと話せたのは昼休みになってからだった。

 半日も経つと、物珍しさで集まっていた生徒もすでに去っていた。


ほむら「【貴方】くん、あの、あの……話してもいいですか?」

貴方「は、はあ。どうぞ?」

ほむら「昨日帰ったあと、試しにこの眼鏡をかけてみたら……記憶が戻ったんですよ!」

ほむら「ついに自分を取り戻せたんです。今なら自分がどんな人かも、どうやって育ったかも、いつ契約したかも……ちゃんと言えます」


 直接話してみると、朝心配されてたのがよくわかるくらいには雰囲気が違った。

 これがなくしていたものを取り戻した、本来の暁美さん。


 ――やっぱ、唐突に言われると困惑のほうが大きかった。

 俺からしたら、今まで見てきたのが暁美さんのイメージだったから。


貴方「……それはよかったけど、そんな感じだったの?」

ほむら「…………」


 そう言うと、暁美さんはおもむろに眼鏡を外した。


ほむら「話そうと思えば今まで通りにも話せるわよ。もうこっちでも慣れたから」

貴方「あ、そうなん……」

ほむら「でも……どっちにしても、そう大きくは変わってなかったのよ。人付き合いが得意じゃないのは元から。暗いのも元から」

ほむら「他の人にはそうは見えないのかもしれないけどね」

貴方「……ところで、眼鏡を外す必要は?」

ほむら「気持ちを切り替える何かが欲しいだけ」


 そう言うと、暁美さんはふたたび眼鏡をつけた。

 視力で困ったことはないと言ってたけど、不思議とつけても外しても過ごせるみたいだ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice