貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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392: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/02/22(月) 00:10:44.63 ID:Pu2jQAVq0


ほむら「この反応、近づいてくる」

貴方「本当だ。まだ小さいけど、段々……」


 微かだった反応は大きくなっていく。これは他の場所から来る魔女の反応だ。どこへいく? ここに来るのか?

 新しいことが知れたわけではないが、こんなふうにやってくるのは初めて見ることだった。

 廃墟の外へと駆けだす。


貴方「迎え打つか!」


 反応を見て進行方向を探り、魔女が動きを止めてからすぐに結界に入る。

 まるで地獄をイメージしたかのような刺々しいだった。

 使い魔を倒しながら道中を進み、魔女のいる深層を目指す。ここまではスムーズだ。


 そうして結界を進んでいくと、重く閉ざされた最後の扉へと手をかけた。


貴方「よし……いっせーので開けるよ」

ほむら「ええ」


 開けた先にあるのは、まさに地獄の最奥にふさわしい部屋。こんな場所に似合いそうな大柄な怪物が魔女だろう。

 大柄な魔女というのもいくつか相手にしてきてる。大体こういうのは、力は強いがのろくて、しぶとい奴が多い。


貴方「まずは使い魔倒す?」

ほむら「私が時間を止めて攻撃すればこのままでも……」


 まだ安全な距離を保って作戦を練っているつもりだった。

 その気になれば暁美さんならどんな距離からでも先手を打ち一瞬で追い詰められる。

 しかし―――そのアドバンテージがこちらだけにあると思い込むのはよくなかった。


貴方(!? いま魔女が消えっ……)


 どこに行ったかわからない。考えている余裕も見回している余裕もない。だが最悪なのは背後だ。

 それでもここは戦闘の場。不意を突かれた状況でも、暁美さんはすぐさま振り向いて盾を持つ腕を上げる。


ほむら「なっ……――――」


 その時、何かが割れた派手な破壊音が腕元から鳴り響く。


 それと同時に感じ取ったのは僅かな魔力の霧散、消滅。

 暁美さんの変身が解けたということだった。




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