貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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391: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/02/21(日) 22:40:29.88 ID:JiCsVdQ+0


 ――――現時点で魔女がいないものの、居ることの多い場所に張ることにした。

 薄暗い廃墟の中、暁美さんと二人。

 恋人という関係に進展しても、相変わらず口数は少ないままだった。


貴方(というか、暁美さん告白する前とまったく雰囲気変わんないんだよな)

貴方(まだなって三日とはいえ、恋人らしい空気になったことないし……)

貴方(……いや、むしろこっちのほうこそ暁美さんからしたらそういう風に映ってるんじゃねーか!?)


 しかし、こんなことを考えるにはこの場所はムードがなさすぎる。

 そんな時、暁美さんがぽつりと話しはじめた。


ほむら「……今日は珍しくキュゥべえが一度も話しにこなかったわ」

貴方「え? ああ、あいつ……」


 あいつもなんだかんだで暁美さんのことを気にかけていた。

 朝俺がさやかたちと話すようになってからは、キュゥべえは暁美さんとよく話していたはずだ。

 でも今朝は一日中窓辺のほうにいたんだった。で、俺は話しかけても、寝られた。


ほむら「私と深く付き合って話してくれるのって、あなたとキュゥべえくらいだったから」

貴方「明日文句言うか。俺も聞きたいことあったのに。キュゥべえに聞いたら少しはわかることあるんじゃないかって」



 ……それからしばらくボーっとして過ごした。

 もう結構時間が経つが、なにも様子が変わることはない。

 他の場所から使い魔や魔女が近づいて来たりすれば反応でわかるんだ。もしそれ以外でこの場所に現れることがあれば。



貴方「……やっぱり、無駄足だったかな」

ほむら「そうだとしても仕方ないわ」

貴方「まあ、そうだな……」


 明日、キュゥべえやみんなにも話を聞いてみるか。

 今日はもう諦めかかって明日のことを考え始めた時、ソウルジェムが魔力に反応しはじめた。

 ……それは、とても微かな。




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