貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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144: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/09/04(金) 01:15:56.10 ID:o3TxXGyN0


まどか「ママ、本当にいいの!?」

貴方「話してみてよかったね……」


 鹿目さんの家には今日も両親が揃ってた。

 大人からしたら新年最初の平日が終わった週末、らしい。俺たちからすればもう少しで冬休みが終わっちゃうなぁと思う頃だけれど。


「にしても、野良猫かぁー。最近まどか毎日のようにコソコソ家を出てるから何かと思ったけど、そんな理由とはね」

「友達とも毎日は遊ばないだろ? ついに好きな人でも出来て密会でもしてるのかと思ったけど、違ったか」

まどか「もう、ママったら茶化さないでよ」

「いや、間違いじゃなかったか?そのこと知ってたのって【貴方】くんだけなんだっけ?」


 クラスメイトとかにも少しくらい話したっけ? でも、多分ここまで関わったのは二人だけかな。

 しかし、こういう風にからかわれるのは嫌じゃないだろうか……。鹿目さんの表情は髪に隠れててよく見えない。


「とにかく、一人で抱え込むなって。言ってくれれば最初から一緒に考えたのに」

まどか「ちなみに、うちでは飼えないよね……」

「うちは……暴君がいるからなぁ」


 視線を向けた先から、元気の良い声が聞こえる。

 こうしてる間にもお父さんはつきっきりで面倒を見てるらしい。


「どうしても飼い主が見つからなかったら考えなくもないけど、まあ子猫だし貰い手見つかるんじゃないか?」


 飼い主が見つからなかったら――それに少し期待を抱きかけたが、そう考えるのは止そうとする。

 新しい飼い主が決まったらもう二度と会うことはないんだろうな。そう思うとやっぱり寂しいけれど、エイミーのためには仕方ないんだよな。


 バッグもなしにここまで大人しくついてきてくれたエイミーを見遣る。

 ……こんなにいい子なんだ。きっと貰い手だって見つかるはずだ。




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