貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2020/08/17(月) 01:31:03.20 ID:B3NRTABa0
魔女を倒せば結界は消滅し、元の景色が戻ってくる。しかし今回は予想と違う。景色は戻らず、『別の物』に塗り替えられていく。
気を抜いていた俺も、さすがにその光景を見れば異変は察する。
貴方(別の魔女が潜んでた……!?)
再び戦闘態勢をとる。何が敵かわからない中、周囲を見回す。
佐倉さんがグリーフシードを手から離したのが見えた。
杏子「まだだ!セコいマネを……!」
つまり、倒したと思ったのが偽物だったということだったんだろう。
それに別の魔力があれば二人もいればどっちかが気づけたはずだ。
変わりゆく景色の向こうに何かの影が揺らぐ。彼女はそこに再び狙いをつけて穿つ。しかし、魔女が現れたのはその背後だった。
貴方(違う!そっちじゃない――――!)
杏子「これもハズレかよ!」
現れた影は囮。もちろん佐倉さんもそれにすぐ気づく。
しかし、囮は囮でも実体を持った囮だ。絡み付いた靄が動きを遅らせた。
――――間に合えと念じ、なりふり構わず走り出す。
俺にもっと実力があれば颯爽と魔女に一撃ぶち込んで助けることもできたのかもしれない。
今度は巴さんの時みたいにはいかなかった。こんなとき、どう頑張っても何かを犠牲にしなければいけない『限界』があることを思い知った。
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