魔法学園で過ごす学生生活第5章 〜安価とコンマと時々卒業〜
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891: ◆50Z6EuXmS6[saga]
2020/08/15(土) 17:56:23.25 ID:qFPNZW1S0
リョウガ「なるほど…して、おぬしらの目的は?」

フィニー「『神』と会いたいのですが」



リョウガ「なに!?なんと罰当たりな…」


フィニー「そもそも、会えるんですか?」


リョウガ「『神』は、この国の中央にいるもの…だが、それは…」



フィニー「それだけ聞ければ十分です。ありがとうございます」



リョウガ「おぬしは…いったい?」



ザルグ「あちらの大陸から来ました。あらましとしては…」




リョウガ「…ふむ」


フィニー「長さん?」


リョウガ「なるほど。ならば、我々も協力してみせよう」


ザルグ「…なぜ?」


リョウガ「実はな、我々もあまりいい状況ではなくてな…」


フィニー「そういえば前にクレナイさんが言ってましたね。王子が行方不明だとかなんとか」

リョウガ「ええ。それで我々も今、非常に危険な状況でしてな」




ザルグ「なるほど」


リョウガ「あのお城が見えますかな?本来であれば、あそこが私の住処です」


リョウガ「今や『始原神』を信奉する者たちにのっとられてしまいましてな…」



フィニー「つまり、私たちを利用したい、と」

リョウガ「そういうことです」


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