魔法学園で過ごす学生生活第5章 〜安価とコンマと時々卒業〜
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852: ◆50Z6EuXmS6[saga]
2020/08/13(木) 20:44:53.22 ID:0vHpvWnO0
フィニー「…まず、なぜ第二王子に協力をしたんですか?」


ギース「魔族の権力を広げるためです」


フィニー「権力を…?」


ギース「そうですね。かつて、魔族はこの大陸を救った一族であるのに、魔界にとじこめられて…理不尽だと思いましてね」

フィニー「それは、確かにそうですね」



ギース「…意外と、理解を示すんですね」


フィニー「実際、間違ってはいなと思います。あれだけの悪事を…あなたが指示したとは思えなかったの」



ギース「…ま、利用はさせてもらったのだけれどね。それに…彼の考えも、まあ否定できないことはない」


フィニー「…」



ギース「魔力とは、消えていくものだからね」

フィニー「…?え?」



ギース「昔は、人間にも、魔族にも魔力…魔法を使う能力は豊富にあった。だけれど…代を過ぎて行くことに、魔力を人間は失っていった」

フィニー「…」


ギース「魔族は、この世界では正気を失うか、魔力を失う。デナントや、エルおばさんもそうだったように」

フィニー「…だから、あの第二王子は、魔族の女を呼ぼうとして」

ギース「それで、君がこちらで生まれた、ということになりますね」


ギース「…ここまで、愚かな人間がいるとは思いませんでしたけどね」



ギース「さて、私の計画は丸つぶれになってしまいましたけど…」





ギース「…せっかくです。ここを拠点として、この世界に進行する拠点としましょうか」


フィニー「!?」



ギース「さあ…行きましょうか!ああ、それとも…私に協力してくれますか?いとこ、という関係ですし」


フィニー「…それは、できません。ですが…」



ギース「なら、ここでやりあうしかないですね」



判定↓1
00〜60:ギース先行
61〜99:フィニー先行

お風呂タイムです…


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