617: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/21(金) 17:20:29.85 ID:Ix+EQmkdo
観客「あれ? 急に腕が重くなってきた……」
写真家「脚に力が入りません。た、立てない……」
開拓者「なるほど、催眠術か」
弟子「分かったのか、師匠?」
開拓者は弟子に催眠ダンスについて説明した。
開拓者「効果増幅の魔法を受けていなくても長時間見ていると危険だな。催眠が効きやすい者はすでに不調を感じているようだ」
忍者教官「……足音がしない。姿をとらえずに攻撃を当てるのは至難の業でござる」
弟子「いや。オレならあいつ、楽に勝てるぞ」
弟子は目を閉じて言った。
同じく目を閉じたまま棒立ちしていた達人が、走り出す。
ダンサー(なっ、こちらにまっすぐ……!?)
達人は素早くダンサーの脚を払う。
倒れたダンサーの顔を狙ったパンチは、寸前で止まる。
達人「足音は消せても、気配は消せないようだな」
ダンサー「……参りました」
達人「気配を消す技術さえ習得すれば、そなたはまだ強くなれる」
達人「機会があれば、また闘おう!」
ダンサー「もう結構ですよ。荒事は」
弟子「砂漠の町の代表も、気功が使えるんだな」
開拓者「それだけじゃないぞ。東洋街の武道家たちの多くが武道を教えに来ていた」
開拓者「達人はそのすべての技術を吸収していると言っていい」
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