438: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/07(金) 21:09:45.07 ID:YqrdLLoIo
その瞬間、残酷剣士の視界が回転した。
残酷剣士(何が起きた……?)
地面に横たわる残酷剣士の剣へ、再び槍の一撃が当たる。
ボキッと嫌な音がした。
残酷剣士「ギッ……」
残酷剣士の肘と肩が外れた音だ。
残酷剣士「グァアアア!!」
ごろつき「おい、とどめは刺さないのか?」
弟子「オレはそういうのは禁止されてる」
ごろつき「じゃあ勝手にやらせてもらうぜ」
背後を振り返らず、開拓者と弟子はその場を後にした……。
弟子「よっしゃあ! 残酷三人衆、一人撃破!」
開拓者「さっきの技はなんだったんだ?」
弟子「武器に気を流したんだよ」
弟子「そうすると、オレの筋力と槍の重さの合計よりも強い威力の突きになるんだ」
開拓者「しかし、なぜあいつは槍を受け流そうとして吹っ飛んだんだ?」
弟子「オレは剣を弾き飛ばそうと思って剣を狙ったんだけど、」
弟子「剣を手放さなかったから、体ごと持っていかれたみたいだ」
開拓者「その次は剣を手放さなかった代わりに、脱臼した、と」
弟子「どんだけ握力強いんだよ」
開拓者「剣での攻撃より直接握力で攻撃される方が恐いな」
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