434: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/07(金) 20:59:24.80 ID:YqrdLLoIo
力士「おお、やってるやってる」
カンフースター「受け身はどんな武道家にも一般の方にも有用な技術ですよ」
テコンドー「柔道を選んだのはいい判断だ。俺と同じくらい初心者への指導に慣れてるからな」
弟子「なんかぞろぞろ集まってきたぞ」
開拓者「彼らも武道家だ。以前の開拓では世話になった」
テコンドー「いや俺のは違うよ。スポーツだから」
力士「私がやっているのも違いますね。儀式ですから」
カンフースター「ただのスタントマンです」
開拓者「世界チャンプと横綱と耐久力お化けが何を言うか。いらない謙遜はやめろ」
カンフースター「事実、町の2トップに比べると我々の武道なんてお遊びでしょうし」
弟子「まだ強い奴がいるのか?」
開拓者「その内の一人に今から会いに行く」
開拓者「邪魔するぞ」
老師「いらっしゃい」
弟子「……! この爺さん、強い」
開拓者「気づいたか」
弟子「見た目はさっきの柔道家さんよりよっぽど弱そうだけど、強い気を感じる……」
老師「いいえ。どこにでもいる、健康体操が好きな老人ですよ」
開拓者「その謙遜は流行っているのか?」
開拓者「突然だが、この男に気功を教えてやってくれないか?」
老師「あなたの頼みなら、と、言いたいところですが……」
老師「青年。君はなぜ強くなりたいのですか?」
弟子「さらわれた妹を助け出すためだ。だからマフィアを倒すための強さが要るんだ!」
老師「それだけですか? 他の理由を隠していませんか?」
弟子「……すげぇな。気功を極めると人が何考えてるか読めるのかよ」
老師「いいえ、邪念を感じただけです」
開拓者「……弟子、何か隠しているなら今教えてくれ」
弟子「もう、隠せないか」
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