開拓者「安価で町などを作る」
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179: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/07/11(土) 23:45:10.22 ID:OpMt+imdo
開拓者(王都の下水道には、電灯がついている区画がある)

開拓者(そしてこの区画にはやけに多くの配電盤がある)

開拓者(目的地の配電盤は曜日によって変わる)

開拓者(正しい配電盤の前で合言葉を言うと、その隠された都市へと招かれる)

開拓者「……高速で下降する小部屋。この感覚には慣れんな」


エレベーターを降りると、眼前にはきらめく光の群れ。

数学的に整った街並みの、平坦な通路を走る車輪と、空を飛ぶプロペラ。

植物や虫はもちろん、およそ有機物らしき素材が見当たらない。

ここは機械の都。

ごく限られた人間しか知らない、無人の地底都市だ。


開拓者(この町の正体は俺も知らない)

開拓者(はるか昔の天才の王様が作ったとか、神の仕業だとか)

開拓者(実は人類は一度滅んでおり、この都市は前の代の人類が作ったものだとか……いろいろ言われているが定かではない)

開拓者(この都市の高度な技術は俺にはまったく理解できず、開拓の役には立たない)

開拓者(しかし王国の脅威ではなく、軍がその気になればいつでも滅ぼせるらしいが、敵対的ではないので放置されている)


開拓者「久しぶりだな、アイコン」

アイコン「元開拓者さん。お元気でしたか」

開拓者(こいつは、なんちゃらAIコンピューター、統合…マザー…ホログラフ…? そんな感じの名前で、略してアイコンと呼んでいる)

開拓者(本人の発言から察するにおそらくこの都市の市長に相当する存在だ)

開拓者「今も開拓者だ。フリーの開拓者をしている」


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