男「大将! 油マシマシのアチアチラーメン一丁」
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7:名無しNIPPER[saga]
2020/07/05(日) 09:02:25.24 ID:sGoLw9kr0

 まさに、ラーメンに命を懸けたと言って過言ではない月日であった。そう。店主はラーメンに打ち込むばかり、大タヌキの不在に気を留めることすらできなかったのだ。そこまで、思い至ったところで、店主の記憶の霞に一筋の光明が差した。光は、急速に霞全体へと広がっていき記憶の全てを鮮明としていく。

 そうして店主は全て明らかとなった記憶から、一つの結論を導き出した。大タヌキが最後に姿を見せた正にあの日、彼はラーメン熱に取り憑かれるに至ったのだ。そして、それらは全て雷来軒常連四天王の一人である『あの男』の仕業に違いないと。

 「全て『ナナフシ』のせいだ」


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