40: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/07/05(日) 04:04:41.41 ID:4Jd3JNMn0
ねむ「ふう・・・。ここに来てから感動しっぱなしだよ」
灯花「わたくしもっ。初めて見るものばかりだから神経が刺激されてドーパミンがいっぱい出てきた気がするー」
いろは「お魚や動物が本当に触れるくらいの近くで見られるから色んな発見があるよね」
うい「あっ、触れると言えば、シーパラではイルカさんに触ったり、一緒に泳いだりできるって聞いたことがある!」
ねむ「人が動物と触れ合い心を通わせる出来事を綴った物語には名著が多い。それは人にとって動物との交流は何ものにも代え難い素晴らしい体験だからだろう。是非とも僕もそのような時間を過ごしてみたいね」
いろは「うん、体験できることは体験しないとだよね。桜子ちゃんもいるし。ひなのさん、いいですか?」
ひなの「あー・・・い、いや・・・申し訳ない・・・。事前にスタッフには聞いたんだが、イルカと一緒に泳ぐプログラムに参加するには、自力で立てて、なおかつ泳げる人に限られているみたいでな・・・」
いろは「あっ・・・そうなんですか・・・。桜子ちゃんがいてもできないんですね・・・」
ねむ「 |そう・・・。それは残念だね・・・」
桜子「 |ねむも一緒に楽しめないなんて許せない。そんなふざけたルールは私が変えてくる| 」ジャキン
ひなの「やめないかバカっ!」
ねむ「いいんだ、本当に僕の事は気にしなくていいから。僕は待ってるからみんなで行ってきて。そして感じたことを後で僕にたくさん話してほしい」
いろは「う、う〜ん・・・・・」
うい「ねむちゃん・・・」
灯花「はーあ。ハラタツ。『僕は待ってるからみんなで行ってきて』って、なんなのねむっ、その言い方。それじゃわたくしたちがねむを仲間外れにしている悪者みたいじゃない」
ねむ「むっ、なんだい灯花。僕にそんな意図はない。そんな風に解釈する君こそ、僕は気に食わないよ。本当にひねくれた性格だね君は」
灯花「ひねくれた性格してるのはねむの方でしょ。せっかくみんなで楽しんでたのに、それに水を差してさ」
ねむ「あのねえ・・・! 僕にそんな意図はないと言ってるじゃないかっ。僕はみんなのためを想って待っていると言ったんだっ。その僕の配慮を素直に受け取れない灯花の方こそ僕は腹立たしいよっ」
灯花「知らない。勝手怒ってれば?」
ねむ「灯花・・・っ!」
いろは「ちょ、ちょっと、落ち着いて二人とも・・・」
うい「だ、ダメだよ、ケンカは・・・」オロオロ
ひなの「あー・・・と、とりあえず今日の所はお開きにするかっ? また機会があったら色々案内してやるから、なっ?」
いろは「そ、そうですねっ、そうしましょうっ。どっちみち私たちみんな泳げないですしっ! 今日はありがとうございましたひなのさん!」
ひなの「おうっ。明日は十七夜に東を案内してもらうんだろ? 気を付けて行ってこいっ!」
いろは「はいっ!」
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