49:名無しNIPPER[saga]
2020/07/02(木) 22:33:24.53 ID:0AxqYuWp0
「…わかりました。佐々木先生、改めてあなたにホワイトナイトを託します。だから…」
最後まで言おうとしたところで伊月の瞳から涙が零れ落ちた。
本当なら最後まで自身の手で結末まで描こうとした。けれどそれはもう望むことは敵わない。
今の自分に出来ることは後のことを哲平に託すだけしかない。
「…ああ、俺は罪の十字架を背負いホワイトナイトを描いていく。」
「俺たちは同類かもしれないな。俺もみんなの笑顔のために描きたかった。」
「だから代筆していく。それが俺の使命だから…」
そんな伊月に哲平はまるで誓いを立てるかのようにそう告げた。
哲平が伊月にしてあげられる唯一の誠意だとでもいうかのように…
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