【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 8巡目
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2020/07/01(水) 00:58:32.95 ID:qJmNumn30
ユウナ「……うふふっ！」
ワイズ「あはは……！」
二人の言葉が重なり合い、また漏れるように笑い始める。
大爆笑とかそんなものではなく、僕と彼女の空気間でしか味わう事が出来ない変な笑い。
……ああ、なんか落ち着いてきた。
ユウナ「なんかすっごい落ち着いてきた……うんうん、あんなふうに緊張してどぎまぎしながらだと遊園地楽しめないもんね！」
ワイズ「うんうん、二人して常に視線を逸らしながらじゃつまんないよね」
ユウナ「えへへ……よぉし！ じゃあ馬車もそろそろ来るし、移動しちゃおっか！」
ワイズ「あ、うん！」
そして、二人は馬車乗り場に向かって歩き始める。
お互いに横に並んで……ぎゅうと、手を繋いで。
ユウナ「……そういえば、ワイズが来てる服って、ぼくが選んだ服だよね」
ワイズ「そういうユウナだって、僕が選んだ服じゃん」
Vネックでちょっと……その、谷間のところが見える白の肩出しブラウスと、ベージュ色でミニのタイトスカート。
サイドテールは桜色のヘアゴムで纏めて、黒ストッキングがすらりと伸びた足を奇麗に見せているし赤い靴だって――――。
ユウナ「…………えへへ」
ワイズ「……えへへ」
なんか、思考が一致したみたいな感じで。こっぱずかしい。
……さぁ、向かうぞ遊園地！ マジカル校長ランド！
楽しい楽しい……デートの始まりだぁ！！！！！
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