3:名無しNIPPER[saga]
2020/06/26(金) 16:49:47.33 ID:W5lmC8VA0
『だって、キリンさんって首も長いけど脚もすっごく長いでしょ?
何か落とし物とかしちゃったら、ウッカリ踏んじゃったりしないかな?』
『あー、高さ的な意味で足元がよく見えない的な』
『そうそう!』
『あたしもさー、コンタクト落としたりするとすっごい焦るよね。
床に伏せて目を凝らしてようやく見つけるわけだけど、確かにあれだけ脚が長かったらロクに伏せることもできんよね』
『巻き巻きすることできるのかな?」
『は? 何、巻き巻き?』
『キリンさん、首をずーっと伸ばしたままじゃなくて、使わない時は巻き巻きできたりしないのかなぁ』
『あぁ〜〜、コードみたいにってこと?』
『脚もできたらいいよねー♪』
『まぁねー、ビジュアル的にはだいぶエグいことになりそうやけど。
でさ、フレデリカさん、キリンさんってどうして首が長いんでしょうね?』
『うーん、実はさっきからアタシもねー、すっごく気になってたんだー』
『ほうほう?』
『だって、脚も長いのに首も長いんじゃさー、何か落とし物』
『いや無限ループやないかーい』
「いいなぁ346プロさんは、勢いがあって」
車を運転しながら、魔法使いは独り言のように呟いた。
ラジオから聞こえてくる、他の大手事務所のアイドルさんのことを言ってるみたい。
仕事柄なのかも知れないけど、彼はこうしてラジオをよく聞いている。
車の中だけでなく、事務所にいる間もしょっちゅう。
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