モードレッド「んじゃ、ちょっと席を外すぜ」獅子刧「うんこか?」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/21(日) 21:06:23.29 ID:CfbKDyMAO
「落ち着け。俺はお前さんを褒めてんだぞ」
「全然嬉しくねえ!! これっぽっちも!!」
「だが事実、お前さんの下乳とはみケツは素晴らしい。アーサー王にはないものだろう」
「アホか! 父上だってオレと同じ格好をすれば下乳はみケツし放題だっての!」
「はあ? アーサー王は男じゃないのか?」

獅子刧はアーサー王が実は女性であるという事実を知らない。故に彼は誤解していた。
アーサー・ペンドラゴンはもともとアルトリアという名の少女であり、16歳で選定の剣を引き抜き王となったその時から歳を取らず、可憐な見た目のまま王として君臨していたことなど、現代を生きる誰もが思いも知らぬことだろう。
ちなみに補足すると槍使いのアルトリアは実年齢36歳にして外見年齢は26歳だったりする。

「とにかく、父上を侮るな」
「なるほど。わかった。手強い相手だな」
「ああ。我が父ながら、強敵だ」

獅子刧は即座に頭を切り替える。
傲岸不遜な赤のセイバーがここまで言うのだ。アーサー王の認識を改めて、尋ねる。

「セイバー、ひとつ教えてくれ」
「なんだよ」
「アーサー王は普段からお前さんみたいな格好をして市中をうろついていたのか?」
「はあっ!? んなわけねぇだろうが!!」

現在、モードレッドは露出の高いチューブトップにどこかの直死の魔眼使いのような赤い革製のジャケットを羽織り、限界ギリギリのデニムホットパンツ姿である。
認識を改めたとはいえ、後世に伝わるアーサー王からは想像もつかない服装であり、そしてそれは生前かの王に仕えたモードレッドからしてみてもあり得ない発想であった。

「あの王がこんな格好するわけねぇだろ!」
「だろうな。それを聞いて安心したぞ」
「当たり前だろうが。頭沸いてんのかよ」

もしかして自分のマスターはとんでもなく馬鹿なのではないかとモードレッドが疑惑の眼差しを送る中、獅子刧はきっぱりと告げた。


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