モードレッド「んじゃ、ちょっと席を外すぜ」獅子刧「うんこか?」
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/21(日) 21:54:42.29 ID:CfbKDyMAO
「マスター! おい、マスター!!」
「んあっ?」
「よかった! ようやく息を吹き返したか!」

気づくとそこは見慣れた地下墓地であり、何故かセイバーに膝枕をされていた。

「俺の、娘は……?」
「はあ? 何言ってやがる、しっかりしろ!」

おかしい。
娘との再会は幻だったとしてもだ。
この地下墓地の空気はあまりにも正常であり、異臭がしない。そんな筈はない。

「セイバー、何故糞の匂いがしない?」
「どんな悪夢を見せられてたんだよ」
「悪夢だと……?」
「マスターさっきまで赤のキャスターに悪趣味な夢を見せられて昏倒してたんだぜ?」

赤のキャスター。
ウィリアム・シェイクスピア。
彼の宝具は記憶に基づいた幻覚を見せる。

「そうか……お前さんが俺を助けてくれたのか? それなら、礼を言わないとな」
「ハッ! 当たり前だろ? 何せオレは最優のサーヴァントであるセイバーで、偉大なるアーサー王の正統なる後継者なんだからよ!!」

そんな彼女を悪夢とはいえ汚してしまったことに獅子刧は申し訳なさを覚えた、矢先に。

「んじゃオレの膝から退いてくれマスター」
「ああ、わかった。すぐに退く」
「いや〜焦った焦った! さっきからすげぇ糞がしたくてよ! 漏らす寸前だったぜ!!」
「フハッ!」

いやはや現実とはまさに小説よりも奇なり。
物語の幕引きとしては悪くはありませんな。
さてさて、それでは吾輩はこの辺で。
次の傑作でまたお会いしましょうぞ!


【Fate / Apocrypha モードレッドの王道】


FIN


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