5: ◆C2VTzcV58A[saga]
2020/06/21(日) 20:41:06.82 ID:SU8ObpYy0
その日の夜
円香「……無駄話してたせいで、結局進路希望調査白紙のままだし」
円香「………」カキカキ
円香「………」ケシケシ
円香「……はぁ」
円香「もう、テキトーに書いてとりあえず出してみてしまえば……」
Prrrrr
円香「………」
円香「なんですか、こんな時間に」
P『ごめんな、急に電話かけちゃって』
円香「すぐに切るなら許してあげます」
P『じゃあ、怒られる覚悟でちょっと話すよ』
円香「怒られ慣れてるからってあっさり流さないで」
P『ははっ……それで、昼間の話なんだけど』
円香「昼間?」
P『円香の進路の話』
円香「はぁ……? それが何か」
P『円香の言う通り、無責任なままじゃダメかなと思ってさ。俺の意見というか、お願いだけ伝えようと思って』
円香「………」
P『俺のわがままを言うなら、円香にはこれからもずっとアイドルを続けてほしい。高校を卒業してからも、俺と一緒に華やかな、輝くステージを創っていってほしい』
P『辛いことや厳しいこともたくさんあるだろうけど……その分、楽しさを伝えていきたい。支えていきたいと思ってる』
円香「………」
円香「言いたいことはそれだけですか」
P『ああ……すまん、多分何の参考にもならないよな』
円香「そうですね。第一希望にトップアイドルだなんて書くつもりは毛頭ないです」
P『だから今のは、俺が言いたかっただけ。言い切って、すっきりしたかっただけだ』
円香「いい性格してますね」
P『はは』
円香「最低」
P『そこまで言われると少し凹む』
円香「明日、早いって言ってましたよね。もう寝たらどうですか」
P『ありがとう。円香は優しいな』
円香「会話を切り上げる口実が欲しかっただけです」
P『それでもだよ。じゃあ、おやすみ』
円香「……おやすみなさい」ピッ
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