9: ◆jsQIWWnULI
2020/06/20(土) 19:57:18.80 ID:5N5BJxwZ0
私が振り向くと、そこには一人の女性が立っていた。その女性は、ウンディーネの制服に身を包んでおり、両腕を腰に当てている。
「早めに仕事が終わったから、気になって様子を見に来てみれば……アリア社長?」
「……にゅ?」
アリア社長、と呼ばれたその猫さんは、小首を傾げた。
「誤魔化そうとしてもダメですよ。さっきまで遊んでたの、見てたんですからね」
「ぶいにゅ〜」
その猫さんは、その女性の足元へと駆け寄ると、女性の足に抱き着いた。
「ダメですよ。そうやって甘えてきても……」
女性はそんなことを言いつつ、その猫さんを持ち上げると自分の胸元に抱えた。
「にゅ!」
「……もうっ」
口では怒ったようにそう言いながらも、彼女の顔には笑顔があった。
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