高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「紫陽花のカフェで」
1- 20
31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 19:04:51.56 ID:vJp6Bzj50
加蓮「小さい頃さ、……はいはい身構えないの。小さい頃に、雨が降った時に空を見上げて口を大きく開けたりしなかった?」

藍子「加蓮ちゃんも? 私もやったことがありますっ。でも、雨は美味しくないし、ずっと見上げていたら目に入って泣きそうになっちゃって――」

加蓮「まぁ私じゃなくて窓から見えた小学生がやってたんだけど」

藍子「えっ」

加蓮「ばかだなー、って思いながら見てたよ。さすがにあれは羨ましいとは思わなかったなー」

藍子「……なんなんですか、それ〜。私だけが、恥ずかしいお話をしたことになっちゃったじゃないですか」

加蓮「たはは。入院時代の加蓮ちゃんは雨の日の外出許可なんてもらえたことありませーん。……病院の奴ら全員今すぐ雨に打たれて風邪を引けばいいのに」

藍子「なんだか黒いものがにじみ出てる……」モグモグ

藍子「加蓮ちゃんがお世話になっていた看護師さんにも、風邪を引いてほしいんですか?」

加蓮「……」ピタ

加蓮「……、」

加蓮「……できればもっと重い病気になっちゃえ」モグモグ!

藍子「もうっ。あんなに加蓮ちゃんのことを大切にしてくれてるのにっ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
34Res/28.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice