45: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2020/06/12(金) 22:37:05.73 ID:BHjCA0Mo0
「昔の姉さん」その言葉を聞いて思い出した。そういえば、プロデューサーさんが言っていた、「姉さんは初めから強かったのか」という問い、ズルのような気もするけど、可奈さんなら答えを知ってるかもしれない。
「可奈さんは、姉さんは初めから強い人間だったのだと思いますか?」
可奈さんは顔の前でバッテンを作って答える。
「今の状況を考えるとね、それは私が答えちゃダメかな。きちんと自分の話をして、志保ちゃんの話を聞きなさい。」
返ってきたのは、ほぼプロデューサーさんと同じ言葉だった。はぁ...これはいよいよ覚悟を決めないといけないみたいだ。
「わかりました。姉と話をしてみます。」
その言葉を聞くと、可奈さんはパンっと両手を胸の前で叩いて心から嬉しそうな笑顔になった。
「うん、それがいいと思うよ。あと、もうひとつ。志保ちゃんみたいに強くなれないっていうのが、りっくんが一番悩んでることなんだよね?それについて、お姉さんから一言。」
コホンと一言咳払いをして、可奈さんは言った。
「大丈夫だよ。だって今のりっくん、昔の志保ちゃんにそっくりだもん。だから大丈夫。志保ちゃんの親友の私が言うんだから、間違いない!」
可奈さんの言葉は論理的ではないけれど、その笑顔がその声色がそれを信じさせてくれる説得力を持っていた。ここまで言われては、ウジウジと縮こまっているわけにはいかない。
「はい、ありがとうございます。」
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