花子「新しい!」貞子「生活!」メリー「なの!」
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95: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/16(火) 16:21:56.77 ID:dgPNsq/R0
男「・・・・・・あ、れ・・・・・・?朝、か・・・・・・?」

貞子「あっ、お、男さん。おはようございます」

男「ああ、おはよう、貞子さん。・・・・・・昨日の事、覚えてるか?」

貞子「いえ、全然」

男「そ、そうか」

貞子「ですが、メリーさんから全部聞きました」

男「えぇっ?」

貞子「・・・・・・メリーさんは、多分お姉さんですね。口うるさいながらもみんなをまとめて引っ張ってくれる我が家のお姉さん」

男「え、いきなりどうした?」

貞子「花子さんは生意気な妹です。でも、とってもかわいいんです。だからつい甘やかしちゃうところもあります」

貞子「隣人さんは、娘みたいな感じですね。やろうとしてることを応援してあげたくなりますし、自分の事よりも優先してあげたい」

男「すまん、悪いが話が見えない」

貞子「私から見たこの家のみんなの役割ですよ。暗くて冷たい井戸の底とは違う、明るくて温かい家庭。ここはそんな場所だと思ってます」

男「・・・・・・」

貞子「家族、って言うんですよね、こういうの。男さんから見たらきっと、私やメリーさん、花子さんは娘のような感じなんだと思うんです」

貞子「他のみんながどう思ってるのかはわかりませんが、少なくとも私はこう考えてました。だから、今までの環境を壊したくなかったんです」

貞子「でも、ダメでした。私たちが男さんの幸せを邪魔しちゃいけませんから。だから、私は隣人さんの後押しを決めたんです」

貞子「それでも、私自身の想いが消えるわけじゃありません。忘れたくって遠くに離れても、この場所の温かみを忘れることができない」

貞子「ごめんなさい、男さん。私は弱い女です。良妻賢母になんかなれません。大和撫子にもなれません。私には、この家庭を守ることなんてできません」


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